1月25日(木)は・・・
「友禅ごはん、牛乳、さばの塩こうじやき、すったて汁、赤かぶあえ」
岐阜県は、全国7位の面積ですが、約8割を山林がしめています。きれいな水が流れる多くの川から魚がとれ、養殖もさかんです。耕地は少ないですが、標高差にとんだ地形と、太陽と光とすんだ空気と水、養分のある土地から質のよい産物が作られてきました。
「友禅ごはん」は、岐阜県美濃加茂地区で昔から伝わる人気のある給食メニューです。食材が友禅染のようにいろどりがきれいなそぼろごはんです。
すったて汁は、飛騨地域に伝わる郷土料理です。ゆでた大豆を石臼などですりつぶした「すったて」に「みそ」や「しょうゆ」などを加えた汁物です。昔は、祝い事や報恩講(浄土真宗の行事)に出されました。
飛騨高山は、11月から少し雪が降り始め、朝晩の気温差が氷点下になるほどです。雪国の長い冬にそなえ、昔からこの地域の人々は飛騨赤かぶの漬け物を作りました。
1月26日(金)
「もろこのちらし寿司、牛乳、れんこんのはさみ揚げ、八杯汁、いちご」
みなさんは「もろこ寿司」という料理を食べたことがありますか?それは、海部地方の郷土料理で、このあたりでは「箱寿司」とも呼ばれます。お祭りなど人がたくさん集まる時に作られ、木の箱に寿司飯と具材をしきつめて、ぎゅっと押したものを四角く切ります。昔は、寿司飯をとても甘酸っぱい味にしていました。これは、酢をたくさん入れることで腐りにくくし、また砂糖をたくさん入れることで時間がたってもごはんが固くなりにくいからです。給食ではアレンジを加えて、もろこの佃煮を入れた「ちらし寿司」にしました。
愛知県には、「八杯汁」という郷土料理もあります。これは、法事の時などに食べられる精進料理のひとつです。精進料理は、肉や魚を使いません。具材だけでなく、だし汁にもかつお節などは使わず、昆布など植物性のものを使います。シンプルな味でも、いろんな具材を入れることで、うまみが出てとてもおいしくなります。かわった名前ですが、その由来は、おいしいので八杯も食べてしまうからとか、一丁の豆腐で8人分作れるからとも言われています。
最近では、古くから受け継がれてきた郷土料理という食文化が失われつつあります。郷土料理からは、昔の人の知恵やその地域のことがいろいろ見えてきます。自分たちの住む地域に伝わる歴史ある郷土料理を私たちも受け継いでいきましょう。
「友禅ごはん、牛乳、さばの塩こうじやき、すったて汁、赤かぶあえ」
岐阜県は、全国7位の面積ですが、約8割を山林がしめています。きれいな水が流れる多くの川から魚がとれ、養殖もさかんです。耕地は少ないですが、標高差にとんだ地形と、太陽と光とすんだ空気と水、養分のある土地から質のよい産物が作られてきました。
「友禅ごはん」は、岐阜県美濃加茂地区で昔から伝わる人気のある給食メニューです。食材が友禅染のようにいろどりがきれいなそぼろごはんです。
すったて汁は、飛騨地域に伝わる郷土料理です。ゆでた大豆を石臼などですりつぶした「すったて」に「みそ」や「しょうゆ」などを加えた汁物です。昔は、祝い事や報恩講(浄土真宗の行事)に出されました。
飛騨高山は、11月から少し雪が降り始め、朝晩の気温差が氷点下になるほどです。雪国の長い冬にそなえ、昔からこの地域の人々は飛騨赤かぶの漬け物を作りました。
1月26日(金)
「もろこのちらし寿司、牛乳、れんこんのはさみ揚げ、八杯汁、いちご」
みなさんは「もろこ寿司」という料理を食べたことがありますか?それは、海部地方の郷土料理で、このあたりでは「箱寿司」とも呼ばれます。お祭りなど人がたくさん集まる時に作られ、木の箱に寿司飯と具材をしきつめて、ぎゅっと押したものを四角く切ります。昔は、寿司飯をとても甘酸っぱい味にしていました。これは、酢をたくさん入れることで腐りにくくし、また砂糖をたくさん入れることで時間がたってもごはんが固くなりにくいからです。給食ではアレンジを加えて、もろこの佃煮を入れた「ちらし寿司」にしました。
愛知県には、「八杯汁」という郷土料理もあります。これは、法事の時などに食べられる精進料理のひとつです。精進料理は、肉や魚を使いません。具材だけでなく、だし汁にもかつお節などは使わず、昆布など植物性のものを使います。シンプルな味でも、いろんな具材を入れることで、うまみが出てとてもおいしくなります。かわった名前ですが、その由来は、おいしいので八杯も食べてしまうからとか、一丁の豆腐で8人分作れるからとも言われています。
最近では、古くから受け継がれてきた郷土料理という食文化が失われつつあります。郷土料理からは、昔の人の知恵やその地域のことがいろいろ見えてきます。自分たちの住む地域に伝わる歴史ある郷土料理を私たちも受け継いでいきましょう。